ジョニー・ギター・ワトソンの初期音源
久々の更新。あぁ、ずっとサボってたな、このブログ。立ち上げ当初は意気込んでたのに、案の定この様だ。
今日は、すこぶる気が向いたので、誰か取り上げることにしようと考えた挙げ句、ジョニー・ギター・ワトソンにすることにした。ワトソンを知らないという人のために、少しだけ解説をすることにしよう。
テキサス出身のブルース・ギタリスト&マルチ・プレイヤー。R&Bやファンクにまで触手をのばし、80年代には、ライバルはプリンスと宣っていたヴァーサタイルなお方。ジミ・ヘン、ザッパ、デュプリーに影響を与えた男として、広く知られる。
特徴といえば、乾いたギター・サウンドで「ケーン・ケーン」と鳴り散らし、エグ目の声でシャウトする。これが偉くカッコイイんだぁ。
以下に、初期の音源を堪能できるCDを紹介しよう。
◆『The Very Best of Johnny “Guitar” Watson』(写真左)
1曲目の「スペース・ギター」からして、「なんじゃこりゃ」というブッ飛んだ世界。ジミ・ヘンに影響を与えたというのも、なんだか納得してしまう。ストリングスを用いた「カッティン・イン」では、美しいメロディに、ヤクザな声、ワイルドなギターと異質な要素の響き合いが気持ちいい。
ところで、アマゾンだと中古が異様に高い。僕は、フツーにタワレコで買えたんで、たぶん今でも容易に入手可能だと思う。
◆『コンプリート・RPM・レコーディングス』(写真右)
『The Very Best of 〜』と重複する曲もあるけど、音はこっちの方が断然好き。「ドント・タッチ・ミー」のギターソロなんかはブッ飛んでて、聴いてると、月面に瞬間移動したような気がしてくる。特にこのブツは、ワトソン・ファンには欠かせぬと言われているので、興味を持った人はぜひ買ってみて下さい。日本盤は、鈴木啓志氏と吾妻光良氏の詳しい解説が付いたお特盤。
70年代以降は、ファンク路線になっていくんだけど、それはまたの機会に取り上げることにしよう。とりあえず、今日はここまで。