サンタナ『キャラバンサライ』
2006年11月14日 (火曜日)
●これはロックかジャズか? それともジャズ・ロックか!?
イケテル。かなりイカシテル。このサンタナの4枚目。
前3作までの、血湧き肉踊るラテン・ロックからうって変わって、本作はジャズ色が濃く、崇高な佇まいだ。
ウッド・ベース、エレクトリック・ピアノ、各種リズム隊に、グレッグ・ローリーのオルガンが被さり、サンタナのギターが絡むんだから悪いわけがない。
エレクトリック・マイルスにも通ずるクールさと、初期のサンタナらしさがいい具合に混ざってて、凄くいい作品だと思う。
そういえば、炎って通常「赤」だけど、さらに温度があがると「青」になるんだったっけ。
そんなことを連想させる挑戦作。