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レイカの「ドクターケーブル」で音質改善の巻!

2013年6月8日 (土曜日)
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レイカのドクターケーブルの写真音質改善としてケーブルジャケットをクリーニングする。こんなことを皆さんはやったことがあるだろうか。接点をクリーニングするというのは常識的だろうけれど、ケーブルジャケットのクリーニングというのは意外なことに思われるかもしれない。

ここに紹介するレイカの「ドクターケーブル(エクササイズ・セット)」はケーブルジャケットのクリーニング液。この液でケーブルジャケットをクリーニングしてあげると、実際、本当に音が良くなるのだ。

クリーニング液はA液とB液の二種類。A液が汚れ落とし、B液が仕上げ用となっていて、「ビスコ33」という専用クリーニングクロスが5枚付属されている。ちなみに「ビスコ33」は同社のレコード・クリーナー「バランス・ウォッシャー33」、CDクリーナー「バランス・ウォッシャーCL」の専用クリーニングクロスでもあり、別売りもされている。

さて、音が良くなると言われても、オカルトとも言われかねないオーディオ・アクセサリーの世界。多少なりとも技術的解説をしなければなるまい。けれども、ど素人のわたしにそのような説明ができるわけもないので、説明書から一部抜粋しておこう。

ケーブルに電流が流れると導体のまわりに磁界が発生することは物理学の基本です。磁力線が、ケーブルジャケットの素材の分子に交差する現象は、まさに電子レンジそのものです。磁力線のエネルギーによる影響は、ジャケットの表面がよごれていると新鮮な内部との格差による歪の発生が考えられます。「ドクターケーブル」はクリーニングと表面改質により内部と表面の格差を解消します。

実際、使った感想を述べると、歪み感が減少して中高域の耳あたりが良くなり、低域も出てきて量感が増してくる。音楽的なリッチな音像に様変わりする感じといったら良いか。しかも新品のケーブルにも効果がある。わたしは、ラインケーブルやスピーカーケーブル、デジタルケーブル、イヤホン、ヘッドホンなどすべてのケーブル類に使っている。この前は、オーディオ用に使ってるブレーカーから敷いているVVFに使ったけれど、やはり効果があった。ただ残念ながら、天井裏を通ってる部分は手を出せないでいるけれど。

それはさておき、このケーブルジャケットをクリーニングすると音質改善されるという現象。これは意外な盲点ではないだろうか。

なぜなら、新しく機器を導入したとする。するとそこには電源ケーブルを繋ぐことになるだろうし、また他の機器を繋ぐケーブルが必要になってくるだろう。ここで使用している機器やケーブルが良質なものであると仮定すると、良質であるからこそ残ってる欠点、つまりケーブルジャケットから起因する歪みが浮き上がって、最後まで音に反映されることになってくる。

すると、こういうことにならないだろうか。音楽を聴いていて、最初は音が良くなったと気分上々。でも、しばらく色々な音源を楽しんでいるうちに「なんだかボーカルのサ行が刺さるなあ」とか「どうも音がキツくて金属的かな」とか「音像がどうも詰まり気味で広がりに欠けるかな」とか気になる部分が出てきたとする。人は嫌なことには敏感な生き物だ。だからこういう時、必死に改善ポイントを探る。けれども、自分の持っている知識の範囲でしかものを考えることはできない。だから、例えばケーブルの線材が悪いのかなあと疑ってみたり、異なるケーブルに替えてみたりしたくなってくる。

でも、待ってほしい。こんな時こそ「ドクターケーブル」の出番なのだ。もしかしたら、手持ちの機器やアクセサリーが悪いわけではないのかもしれない。仮に替えるとしても、最善を尽くしてからでも遅くないのではないか。せっかく世に生まれてきた製品。それを良い状態で使わず評価をくだすというのも、製品や開発者の立場にたってみれば気の毒というものだろう。

そんな誰も着目してなかったと思われるケーブルジャケットのクリーニング液「ドクターケーブル」。これはわたしにとっては本当に救世主とも言える製品なのだ。

ドクターケーブルと音楽たちこれを使うとピアソラが、ノラ・ジョーンズが、ミストゥラーダ・オルケストラが、とても上品に音楽の中にいる感じで聞こえてくる。痩せた音ではなく、円やかに包み込まれる感じに聞こえてくる。音楽愛好家で良かったなあと真に思えてくる。

なお使用上、心がけている点としては、ケーブルジャケットをクリーニングする時は、同時に接点クリーニングもするようにしている。メンテナンス不十分のところを残しておくと、それが欠点となって顕在化し、思った効果が得られない恐れがあるからだ。ちなみに接点クリーニングは同社の「ドクターメタル」を使っていて、これも効果はあったのだけれど、他のものと比較したことはないので、今回はコメントは控えておこうと思う。

その他、気づいたこと、思ったことを記しておくと、効果は時間とともに落ちてくる。それゆえ、音の変化に気づくとまた使いたくなってくるという、ある意味中毒性を持った製品と言えるかもしれない。また、使用前と使用後では必ず音の変化があるので、現状のサウンドに満足している人が使うと、逆に不満を持つ結果となりかねない。けれども、セッティングを丸ごと見直すつもりで試してみるという心の準備を持って使ってみれば、きっと快音と思える瞬間に出会えることだろう。

それにしても、こんな桃源郷に誘ってくれるアクセサリー、一度使ったらもう手放せない。だから、多くの人に知ってもらいたいし、使ってもらいたいものですね。

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この投稿は 2013年6月8日 土曜日 6:00 PM に オーディオ カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 コメントを残すか、ご自分のサイトからトラックバックすることができます。

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